事例紹介
株式会社ブラストン様
業務用ユニフォーム衣料全般やクリーンルーム用防塵衣類の企画、製造販売を手がけるブラストン。特に、クリーンルーム用防塵衣類「BSクリーン」は、最新鋭の洗浄設備にてクリーンクリーニングも自社で行う品質管理の高さが特徴です。この「BSクリーン」の販売が、CSBと関わるきっかけでした。
クライアントの深耕に繋がった、清掃サービスという武器
我が社は、チリやホコリが極端に少ないクリーンルームで着用する、防塵衣類を扱っています。クリーンルームでは、半導体や液晶、医療品などを製造しているのですが、製造過程において、どうしてもチリやホコリが発生し、蓄積してしまいます。あるとき、納入先のお客様から、「防塵衣類の納入だけでなく、クリーンルームの清掃もできないか」と相談されたことがありました。残念ながら、私たちは清掃のノウハウは持っていません。しかし、クリーンルームに関わる事業を拡大していくチャンスだと捉えて、提携してもらえる清掃会社をいくつか探しました。
CSBさんとタッグを組もうと決めた理由は、半導体工場での実積です。半導体をつくる工場は、クリーンルーム清浄度クラスの中でもチリやホコリが非常に少ないカテゴリーに区分されています。そこで長年清掃を担っていることは、安心感につながりました。
また、実際の清掃スキルもさることながら、清掃プランを検討するために行う現場調査でも、長年の経験に裏打ちされた正確さで対応していただき、とても助かっています。清掃している間は、製造ラインは止ってしまいます。お客様の利益を生み出す時間を奪っていると言ってもいいでしょう。もし、現場調査での見込みに誤りがあれば、実際の作業にも遅れが生じてしまいます。逆に言えば、CSBさんのように正確な見込みが出来ていれば、効率的に作業を進めることができるんです。
製造現場の社員の方をも驚かす、高い専門性
また、清掃スタッフ一人ひとりが、クリーンルームに対して高い知識を持っていることも安心感のひとつです。クリーンルームには、いくつもの禁忌事項があります。通常のビル清掃の手法や資機材では、かえって余計に汚していることになりかねないので、クリーンルーム専用の清掃用品・機材が必要になってきます。チリやホコリを持ち込まないことは当然のことながら、扱う製品によっては、水の使用が厳禁なことも考えられます。CSBさんは、クリーンルーム専用の清掃機材を備えており、スタッフが正しく使っています。
例えば、こんなことがありました。お客様はとある工場で巨大なクリーンルームを保有されています。製造過程で発生する細かいダストがクリーンルーム内の床に付着し、簡単には取れません。製造する製品にも悪影響を及ぼしていました。しかし、CSBさんは、現場調査の段階で清掃方法を提示し、試しにその汚れを取って見せたんです。これには、お客様も驚き、感動しておられました。
いまでは、半導体工場や大学の実験室、半導体をつくるロボットを製造しているメーカーなど、さまざまなお客様からクリーンルームの清掃をご依頼いただいております。清掃することで、不良品率が減少したというお声も頂きました。効果が数字で見えたことで、工場で働く方々も、クリーンルームを清潔に保つことの重要性、清掃の必要性を認識して頂き、クリーンに対する意識が高くなったそうです。現場を清掃するだけでなく、クリーンルーム最大の汚染源である「人(現場作業員)」の意識を変えるお手伝いができたことは、嬉しい限りです。
CSBさんと協力して進めているクリーンルームの清掃は、新しい事業になりつつあります。「クリーンルームに関する相談はブラストンに」を目指している我が社にとって、CSBさんは欠かせないパートナーです。
企業プロフィール
株式会社ブラストン
所在地 | 名古屋市熱田区沢上二丁目4番1号 |
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設立 | 1950年(昭和25)年8月22日 |
URL | http://www.blaston.jp/ |
概要 |
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